歯の消しゴムって何?

歯の消しゴムとは?

歯の消しゴム

 

歯の着色汚れをすぐに改善できるとして話題の歯の消しゴム。いったいどのくらいの効果があり、どの程度安全なのでしょうか。

 

おそらく多くの方がイメージするのは文房具の消しゴム。汚れをこすって落とすものとして考えているはずです。(上の画像のような感じでしょうか^^;)間違いではありません、しかしその使い方を知らなければ取り返しのつかない事態になってしまうことも知っておく必要があります。

 

歯の消しゴムって何?

ペンタイプの消しゴムで歯専用です。歯茎に使うことができないため鏡を見ながら使用することが必要です。

 

使用目的は歯の表面についたたばこのヤニ、コーヒーなどのステインをこすって落とすもの。価格は500円から1000円程度と安価で、ドラッグストアでも購入ができます。

 

歯の消しゴムはどうやって使う?

摩擦によって汚れを落とすため水分があっては使用ができません。
  1. 歯の水分を取り、消しゴムが乾燥していることを確認する
  2. 汚れを落としたい歯に消しゴムをあててやさしくこする
  3. こすった後は水でうがい

 

※消しゴムよりも固めになっていますが、効果がなくなった場合、もしくは汚れが場合には消しゴムの先を1ミリほどカットすることで続けて使用ができます。

 

歯の消しゴムのメリットは?

価格が安く、ドラッグストアでもドラッグストアでも手に入れられるため気軽に始めることができます。また、ペンタイプになっているものが多く、携帯もできるため持ち歩きをして気になるときには使用することもできます。

 

歯の消しゴムのデメリットは?

歯茎にはあてないこと、これは大前提です。柔らかいものではないために手元が滑って歯茎に強く当たると出血する可能性があります。自宅で簡単に行えることはメリットではありますが、研磨剤が入っているため磨きすぎ=削りすぎです。

 

また、先が細い歯の消しゴムでは、歯の表面をきれいにこすることはできません。逆に先端が太くなっていれば歯と歯の隙間には対応ができません。

 

文房具の消しゴムを想像してみましょう。ノートに鉛筆で書いた字は消しゴムを使うときれいに消えます。同じ場所を何度も何度も消しゴムでこするとどうでしょうか。当然ノートは破れてしまいます。

 

消しゴムの力とはそういうもの。歯の消しゴムはブリーチのように漂白することはできません。また歯磨き粉のように汚れを分解する働きはありません。歯の美容液のように着色汚れを浮かすこともできません。

 

研磨剤でこすってステインを無理やりに削ること、それが歯の消しゴムです。使いすぎることで歯にとって良いことはありません。

 

どうして消しゴムを使いすぎると歯が黄ばむ?

実は歯の消しゴムの評判を見てみると「逆に黄ばんできた」という意見が非常に多いことに気が付きます。大手ショッピングモールで歯の消しゴムを検索してレビューをみてみるとわかります。

 

なぜ消しゴムを使って歯が黄ばんでしまうのか、不思議に感じるかもしれません。しかし、歯の構造を知っていればそれが当然の結果であることに気が付くはずです。

 

 

「歯は象牙質でできています。それは黄色味がかったもの。その周りを無色半透明のエナメル質が膜のようになっています。」

 

そのため歯を強くこする歯の消しゴムではエナメル質を削り取って薄くしてしまい、中の黄色味がかった象牙質が透けて見える、もしくは露出してしまうことになります。これが”歯の消しゴムを使って黄ばんでしまった”原因です。

 

本当に効果がある?

はっきりといえばムラができることは覚悟しなくてはなりません。例えば1本の歯の、さらにその一部が着色で汚れているというのであれば効果を期待してもよいでしょう。しかしホワイトニングを目的とするのであればそれは使い方が違います。

 

歯の表面はきれいにフラットな状態ではありません。不規則な凹凸があります。その凹凸に対して研磨剤入りシリコンゴムを当てることで凸の部分は削れるでしょう。しかし凹の部分はどうでしょうか。そこには厳密にいえばシリコンゴムが当たっていない可能性が高い場所です。

 

凸の部分だけが削れても目に見えた効果はありません。凹になっている部分、もしくはもともと歯磨きなどでエナメル質に傷がつき着色汚れがしみついてしまっている部分の黄ばみはとれません。目に見えた感じとしては「黄ばみがまだまだとれていない」と感じることでしょう。もちろん、もう少し強く、もう少し力を入れて消しゴムを使うはずです。表面が目に見えない凹凸になっている歯だからこそ、消しゴムを使ったホワイトニングには効果が期待できません

 

逆にいえば、歯の消しゴムを使って必死にこすることで着色汚れは落ちる可能性は十分にあります。しかし「歯と歯の間のすきま」は消しゴムを使うことが難しく着色汚れは残ってしまいます。そうすると削れて白くなった部分と隙間の黄色い部分は目立った差になります。

 

また、削りすぎることでエナメル質をはがしてしまいます。どの程度使用するのかをしっかり考えなければ歯の消しゴムは「使わないほうが良かった」という後悔になりかねない危険なもの。使えば使うほどにエナメル質には着色汚れであるステインが沈着しやすくなるという代償も覚えておきましょう。

 

効果が全くない歯もある

ホワイトニングでも同じことですが、着色汚れではなく歯そのものが黄ばんでしまっている場合には効果がありません。目的は歯を白くすることではなく、着色汚れを研磨剤が配合されているシリコンゴムで削り落とすものです。

 

歯ブラシを使った歯磨きが重要な理由

歯ブラシ

 

毎日の食事の後に歯磨きは欠かすことができません。そもそもなぜ歯磨きは必要なのでしょうか。

 

口の中を磨くのではなく、歯を磨く。それが歯磨きです。歯の汚れには大きく分けると歯垢と食べ物のカスがあります。食べ物のカスが歯の隙間に入り込み、細菌のえさになることで歯垢になります。

 

歯垢を防ぐためには、食べ物のカスからきちんととらなくてはならないということです。歯磨きに「歯を掃除する」という基本的な働きがありますが、それがさまざまな役割も担っています。

 

  • 細菌の除去
  • 細菌の繁殖を抑制
  • 口臭予防
  • 歯を白くする
  • 虫歯予防
  • 歯周病予防

 

歯磨きをすることで歯の清潔を保つだけではなく、さまざまな症状を未然に防ぐことができます。着色汚れを歯の消しゴムで落とすことは難しいものです。毎日の歯磨きで、着色汚れが定着する前の対処が必要になるでしょう。

 

歯磨き粉にはたくさんの種類がある

歯を磨くためには歯ブラシのほかに歯磨き粉も使用するでしょう。その歯磨き粉にも種類があります。配合されている主要成分もみながらどのような種類があるのかを知っておきましょう。

 

練歯磨・・・清掃剤、研磨剤、湿潤剤、粘結剤、清掃助剤、発泡剤、
香味剤、薬用成分
液状歯磨・・・清掃剤、研磨剤、湿潤剤、粘結剤、清掃助剤、発泡剤、
香味剤、薬用成分
半練歯磨(潤製歯磨)・・・清掃剤、研磨剤、湿潤剤、清掃助剤、発泡剤、香味剤、薬用成分
粉歯磨・・・清掃剤、研磨剤、清掃助剤、発泡剤、香味剤、薬用成分
液体ハミガキ・・・湿潤剤、清掃助剤、発泡剤、香味剤、薬用成分
洗口液・・・湿潤剤、香味剤、薬用成分

 

多くの歯磨き粉には研磨剤が入っていることがわかります。しかし研磨剤が多いことで歯のエナメル質を傷つけてしまい、その細かな傷が結果として食べかすが引っ掛かり細菌の温床になってしまいます。

 

そのためオーラルケアを考えている方は歯磨き粉は練歯磨ではなく、液体歯磨きやジェル状のものを使用するケースが増えてきました。歯をきれいに保つためには「汚れたところに消しゴムをかける」のではなく、毎日の積み重ねが大切です。

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